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「僕のイッツアビューティフルサンデー」    作:吉田智道 

第2話

暑い。部屋が暑い。

外は雪が降るぐらい寒いのに、部屋は南国のヤシの実だ。

ヤシの実食いて~。

食った事無いけど食いて~。

きっと甘くて美味いに違いない。

 

でも、ヤシの実は硬そうだ。

電動モノが無い限り、僕が開けれる訳がない。

漫画では、でっかいナタみたいなもので開けていた。

僕にナタを持たせても、それでおっさんを脅して開けさせるのがオチだ。

そして近所のおばさんに通報されて、二流警官に捕まるのがオチだ。

 

僕には未来が無い。

 

汗が出てきた。

この汗がヤシの味がしたら、それで一儲けしてやるのに、世の中甘くは無い。

更に汗は噴出し、フローリングはもうベトベト。それでも僕は全く動く気がしない。

このまま動かなかったら、僕はどうなるのだろうか。ずっと動かないでいようと思ったけど、鼻が痒くなって動いてしまった。その反動で寝返りをうった。

そのままうつ伏せに寝る。

 

うわ~~~さっきまで寝てた場所が汗だく!

 

汗だまりだ。

コップ2杯半はあるね、これは。

朝飲んだコカコーラもこのとおり。

僕はコーラが大好きで、コーラばかり飲んでいる。68キロの肉体はコーラで出来た。

水分摂取はほとんどコーラ。コーラのCMに僕を出しやがれ!

 

………コーラばかり?

 

もしかしたら、僕の汗は……

甘い?

もしかしたら、僕の汗は……

ヤシの実?

僕はゆっくりと口をあけ、べろを出した。






                                    

                                つづく











僕のイッツアビューティフルサンデー

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