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「僕のイッツアビューティフルサンデー」    作:吉田智道 

第3話





ぺろん!

世の中はやはり甘くなかった。僕は現実を受け入れることにした。

 

腹が減った。テーブルの上にバナナがある。あと左に2,3回寝返りをうつとバナナに手が届く。しかしこの僕に、これ以上寝返りをうつパワーと気力なんてあろうはずがない。

このままでは時間は経つ一方、ライフゲージは間もなく0になる。

 

どうやって取ろうか…

 

 

ブッ!

とりあえずかましてやった。大事の前の小事だ。なんか昨晩から腹の調子が悪く、そのせいもあって、今日は特別にだるい日なのだ。

 

ブッ!

腸がぐるぐるいってやがる。キン肉マンみたいに飛べたらいいが、すでに現実を受け入れた僕にとっては、儚い夢だ。

 

ブッ!

ビクともしねえ。

 

ブッ!

全員死にやがれ。

 

ブリッ!

うっ!

 

うわっち!

 

僕は5秒ほど固まった後、奴がこぼれないようにトイレに駆け込んだ。

しかし手遅れ、パンツは瀕死のズンベロだ。丹念に拭いた後、トイレを出た。

パンツは水で洗ったが、気持ち悪いのでズンベロの部分をハサミで切り取った。

これで、まだかろうじてはける。そして、いつかこのズンベロをはいて、繁華街へ出かけて、こんなに沢山の人がいるのに、僕がズンベロをズボンの下にはいて歩いてるってことを隠してやる。それを肴にして、優越感に浸ってやるぜ!

と、僕はバナナを食べながら、思うのであった。




                                    つづく
僕のイッツアビューティフルサンデー

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